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ビザ取得までの猶予は42日間!シンガポールでの出生子の手続き

シンガポールで無痛分娩で出産を体験しましたが、ホッとするのもの束の間。すぐに手続きをする必要があります。

両親が日本国籍の場合、出生子も日本国籍となります。外国にいるということになりますから、新生児と言えどもパスポートと滞在ビザが必要です。在シンガポール日本大使館の手続きに手順が掲載れています。

結婚証明書は誕生前に用意

誕生前に用意すべきことは、両親の結婚証明書の英文での発行です。結婚証明書は、日本では戸籍謄本にあたります。誕生予定日より3ヶ月以内のものを本籍地で手配しておきます。シンガポールへ戻ったら在シンガポール日本大使館にて、正式な英訳文として Marriage Certificate(結婚証明書)の発行を依頼します。証明書代は15ドルかかります。

事前に用意しておいた Marriage Certificate は、誕生後シンガポールのBirth Certificate (出生証明書)の発行に必要になります。そして、Birth Certificate は日本での出生届の提出に必要となります。戸籍謄本=結婚証明書を用意していないと手続きが遅れていきますので、余裕を持って用意しましょう。

出生証明書は病院内で発行代行が可能

Birth Certificate の発行手続きは、本来ならICA移民局で行うものですが、事前予約制で病院内の Admission Countre で代行発行が可能です。出産前の病院ツアーに参加して事前に調べておくと、慌てることなく手続きが進められます。週末は土曜日が午前中まで、日曜と祝日は手続きができないため、誕生した曜日によっては誕生から数日遅れてしまいます。

出産後に慌てる事が無いように結婚証明書は、出産時の持ち物としてしっかりと用意しましょう。Birtth Certificate の発行時には、出生子に認められている42日間の滞在証明書も受け取ります。この後の滞在VISA取得時まで大事に保管しておきます。

日本大使館へ出生届を提出

次は、日本大使館へ出生届を提出します。日本では出産日を含めて14日以内の提出が義務付けられていますが、大使館の案内にあるように外国で産まれた子の出生届は3ヶ月以内に行うよう戸籍法上、規定されているそうです。しかし滞在VISA取得までの猶予は誕生から42日間ですから、なるべく早く行うことをお薦めします。

出生届と出生証明書の和訳2通の提出、及び、Birth Certificate 原本(認証後に返却されます)が必要です。日本大使館で結婚証明書英訳文を発行時、親切な大使館員の方が、この2通を記入の注意点を説明の上、同封して下さるので、出生後に記入して持参すると手続きがスムーズです。

出生届は日本大使館を通じて各本籍地に送られます。戸籍に入るまで3〜4週間程かかります、と言われますが、戸籍に入った際に先方からの連絡はありませんので、あくまでも自身で、または本籍地にいる親族の方が確認します。実際は提出から2週間で戸籍に入っていました。戸籍が確認できたら、子の戸籍謄本(抄本)を受け取り、パスポートの手続きを進めることができます。

パスポートの発行手続き

戸籍謄本は、各本籍地の役所で発行したのち、親族にシンガポールへ郵送してもらいました。 郵便局のEMSで送ってもらいましたが、手元に届くまでに5日間かかり、この時点で出生届の提出から3週間が経過しました。42日の猶予まで後21日間です。パスポートには目を開けている写真が必要です。まだ生後間もない新生児は大半寝ている時期なので、写真撮影が大変でした。

ショッピングモールに入っているローカルの写真館で証明写真8ドルで撮りましたが、自身で白いシーツの上に寝かせて上から撮る方法もあるようです。パスポート申請用紙を記入し写真を持参の上、提出します。領事窓口業務日4日で発行されます。提出時は親のみの申請が可能ですが、受領時は本人確認のため、子も連れて行かなければなりません。こうしてようやくパスポート取得が完了しました。

滞在ビザの発行手続き

パスポートを取得したら、次に行うのは滞在ビザの手続きです。親御さんがPR永住ビザ(ICA)か、EP就労ビザ(MOM)のいずれを保持しているかによって提出先は異なります。EP就労ビザの場合、多くの方は会社がサポートして手続きされています。ここでは親がEP保持者で帯同ビザDPを自身でオンラインで行う場合をご紹介します。

オンラインで手続きしてFIN番号が取得できればカードがまだ手元に無くとも、滞在ビザの発行効力があります。私の体験談ですが、誕生から滞在が認められている42日間まであと5日を残しオンライン申請し、間に合うだろうと思っていましたが、5日経ってもMOMからの連絡ありません。

ビザ無しの滞在は、新生児と言えども罰金の処罰を含めた罰則が科せられますので注意が必要です。42日目に気づき慌てて特別短期滞在許可(Special Pass)の延長の為、MOMへ向かうことになりました。大使館にて出生届提出時に、42日間を過ぎてしまった場合の手続きの為に、この書類を提出くださいと渡されていたものを忘れずに持参します。

MOMオフィスへ着いたのは15時頃で42日目最終日だったこともあり、慌てた様子に親切なスタッフの方が笑顔で対応してくださり、10分程で即座に発行してくれました。これで更に29日間の延長が認められ、ホッとひと息です。その2日後、オンライン申請から数えて7日目にDP取得許可がおり、カード発行のアポイントを取りました。

MOMにてカード発行手続き

オンラインの書類をプリントアウトしたもの、及び特別滞在延長ビザを持参し、アポイント時間の15分前には着くように余裕を持って行きます。手続きは、入り口からスタッフが常駐していますので初めての方でもわかり易く案内してくれます。入口のQカードで番号を受取り、受付へ呼ばれて手続き後、写真撮影となります。

赤ちゃん用に寝かせながら撮影ができるブースで写真撮影を行うので、パスポート取得時のように写真を持参する必要はありません。また、こちらは目をつむっていても良いとは驚きました。無事手続きは終了し、郵送で会社登録住所か自宅へ指定されます。手渡しのみとなりますので、配達予定時間には忘れずに待機します。

小児科ドクターと1か月健診

産声を上げたとほぼ同時に、病院で連携してくれているローカル小児科ドクターが赤ちゃんを診に分娩室へ来てくれます。それから退院までの間も毎朝、ナーサリーへ立ち寄り赤ちゃんの具合を診てくれたり、退院後もフォローアップのためにそのドクターのクリニックへ通うことになります。体重が増えているか、黄疸数値はどうかなどが主な目的で、誕生後、数回はこちらのドクターの元指導を受けるのが普通です。

誕生から1週間程経ち、黄疸数値が落ち着けば次は1ヶ月健診のタイミングとなります。日本人小児科ドクターへ移行を希望する場合は、1ヶ月健診のタイミングが良いでしょう。日本の産院では、お母さんの1ヶ月健診時、赤ちゃんの1ヶ月健診も小児科医が来てくれ同日に行ってくれるのが一般的ですが、シンガポールでは、あくまでも産科で行われるのは母体の回復をみたり、助産師さんがいる場合は母乳の出をみてくれたりというお母さんの健診であり、赤ちゃんの健診はありませんので、自身で小児科医の健診を忘れずに予約しましょう。

誕生後、シンガポールではBCGとB型肝炎のワクチンを接種します。1ヶ月健診から乳児健診とともに定期ワクチンが始まっていきます。任意のワクチンを含めドクターと相談しながら進めて行くには、日本人ドクターがいるクリニックがお薦めです。

必要な書類と手続きまとめ

  • 結婚証明書(結婚証明書)
  • Birth Certificate (出生証明書)
  • 出生届と出生証明書の和訳2通
  • パスポート
  • 滞在ビザとカード発行


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