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鉄分を補給!金針菜(きんしんさい)と黒木耳(くろきくらげ)のスープ – 薬膳レシピ

中華料理でよく登場する薬膳素材である「金針菜(きんしんさい)」は、ユリ科のホンカンゾウのつぼみを乾燥させたものです。血を補い、精神を安定させる効果に優れています。体の余分な熱や水分をとる働きもあり、体の熱を冷ます食材としてもおすすめです。

今回は薬膳料理家の阪口珠未さんに、いりこダシを使った和風の薬膳スープのレシピを教えていただきました。中華では炒め物によく使われる金針菜ですが、スープに使ってもおいしいですよ。

金針菜(きんしんさい)と黒木耳(くろきくらげ)のスープ

 

材料(4〜5人分)

金針菜…10g
黒木耳…10g
しょうが…10g
葱…2本
クコ…適宜
塩…小さじ1/2
胡椒…少々
ごま油…大さじ1
(豚バラ肉…120g)
[A]だし…素材を浸して煮出しておく
煮干…25g
昆布…5センチ
水…1リットル

作り方

1)煮干と昆布を水1リットルにつけ、火にかける。沸騰したら弱火で5分ほど煮出してだしをとる。出し昆布は千切りにする。
2)黒木耳、金針菜は洗う。黒木耳は水につけて戻し、石突を取って1cmの大きさに切る。金針菜は1カップの水で戻し、根の硬いところを切って、半分の長さに切る。戻し汁はとっておく。生姜は皮を剥いて千切りにする。葱は小口に切る。クコは洗って少量の水で戻す。
3)生姜、黒木耳、金針菜を加えて炒める。
4)1)に金針菜の戻し汁を加えて煮立て、沸騰したら2)と3)を入れて5分ほど煮る。アクを引き、塩、こしょうで味を整える
5)葱とクコを加える

阪口さんからの薬膳ポイント

女性は月経、出産、授乳など血を使う機会が多いため、血が不足しがちです。血が不足すると、めまい、倦怠感などを感じて貧血のような状態になりますし、「髪の毛がパサつく」「皮膚が乾燥する」「爪が割れやすい」といった美容面にも影響が出てきます。

「金針菜」は、鉄分がほうれん草の10〜20倍も含まれ、血を体に与える効果があります。今回のレシピには、デトックス効果の高い木耳も加えていますので、血をきれいにする効果をもっと高めています。ぜひお試しください。

金針菜を料理に取り入れて、ツルツルの肌、つやつやの髪、ピカピカの爪をめざしましょう!

レシピ提供 – 薬膳料理家 阪口珠未(さかぐちすみ)

薬膳料理家 阪口珠未
株式会社漢方キッチン代表。北京中医薬大学日本校講師。日本での中国薬膳研究のパイオニア。91年より北京留学。薬膳専攻では、日本人初の国費留学生となる。薬膳料理教室の開講・企業、自治体へのメニューコンサルティングを行う。北京中国医学研究院「西苑医院」にて、清代の宮廷薬膳カルテを研究。著作に『おめでた薬膳(主婦の友社)』『西太后のアンチエイジングレシピ(主婦の友社)』など多数。2012年には、7歳の娘と中国留学をするなど、大の中国好き。

漢方キッチン: http://kanpokitchen.com
阪口珠未のブログ: http://kanpokitchen.blog105.fc2.com/

阪口さんの著書が台湾で発売

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阪口珠未さんの著書「西太后のアンチエイジングレシピ」の中国語版「大清宮廷祕傳寶典 慈禧太后的抗老食譜」(台視文化公司)が台湾で発売となりました。ぜひご覧くださいませ。

※2013年10月に Healthy Beauty Journal に掲載された記事を加筆・修正しました。


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