Culture

一般公開は年に5回だけ!シンガポールの大統領官邸「イスタナ」とは

MRT ドビー・ゴート(Dhoby Ghaut)駅からオーチャードロードをサマセット方向に歩いていくと、大統領官邸「イスタナ(The Istana)」があります。普段は厳重な警備が敷かれて中に入ることはできませんが、年に数回、シンガポールの祝祭日に「Istana Open House(一般公開)」が開催されています。

イスタナ

2018年の Open House の日程は既に発表されています。

  1. チャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)- 2月17日
  2. レイバーデー(Labour Day)- 5月1日
  3. ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)- 6月15日
  4. ナショナルデー(National Day)- 7月29日
  5. ディーパバリ(Deepavali)- 11月6日

2017年のディーパバリのときにイスタナに行ってきたので、その様子をお伝えします。

イスタナは広かった!広大な敷地を歩き、貴重な調度品を鑑賞

イスタナ

シンガポール国籍の人とPR保持者以外は、敷地に入るために2ドルの入場料金がかかります。公開時間は18時まで、最終チケット販売時間は17時30分です。この日は15時半過ぎにエントランスに到着し、既に行列はなくなっていました。

イスタナ

整備された美しい芝生が広がる敷地は、シンガポールの中心地とは思えない広さでした。敷物を持参してピクニックを楽しむ家族も。ゆるやかな坂道を延々と進んでいきます。敷地の面積は40ヘクタール、東京ドーム約8.5個分です。9ホールのゴルフ場があるほど広いのです。

イスタナ

やっと門まで到着しましたが、官邸までの距離は半分といったところ。

イスタナ

中に入るとアイスクリームや飲料の販売、野生動物の保護活動(大きなヘビを首に巻いている人がいました)の他にも、

イスタナ

イスタナグッズの販売が行われていました。

イスタナ

だいぶ歩いてきましたが、目的地は赤い矢印の向こう側。

イスタナ

大統領夫妻も吹奏楽バンドの演奏を聞きに来られていました。

イスタナ

ようやく官邸に到着です。入場料は、2〜4ドルで有料のガイド付きツアーもあります。官邸内は写真撮影が禁止されています。

イスタナの前進となる「Government House」は、1869年に当時のイギリス植民地政府によって建てられました。1959年にシンガポールが自治権を得ると、シンガポール政府に引き継がれ、「The Istana」と名前を変えました。Istanaとはマレー語で「Palace」という意味です。歴代の大統領が暮らし、公務が執り行われる場所です。建物内部には6つのファンクションルームがあり、公開日には各国首脳から贈られた宝飾品が展示されています。

イスタナ

外に出ると、インド人の少女たちが踊りを披露していました。

イスタナ

温かく見守るハリマ・ヤコブ大統領。ハリマ氏は、2017年、シンガポール初の女性大統領として就任しました。シンガポールの大統領は、特定の民族出身に偏らないような制度になっています。マレー系大統領は5期連続で選ばれていなかったため、2017年の選挙立候補者はマレー人に限定されていました。大統領の任期は6年で、1965年の建国以降、第8代目の大統領となりました。

広大な敷地内には、ゴルフコースや日本庭園も

イスタナ

大統領のシンボルとして使われる「the Presidential Standard」は、赤地に白い三日月と5つの星が描かれています。赤色は普遍的友愛平等を、三日月は発展を続ける若い国を、5つの星は民主主義、平和、進歩、正義、平等という意味があります。シンガポールの国旗とよく似ていますね。

イスタナ

シンガポールの国花「Vanda ‘Miss Joaquim’(バンダ・ミス・ジョアキム)」も咲いていました。

イスタナ

 

イスタナ

ガンテラス(The Gun Terrace)には、105mmの日本の大砲がありました。日本軍に占領されていたシンガポールの解放のシンボルとされています。この場所からはシンガポール市街が見渡せます。

イスタナ

1967年に建設された日本庭園は、木製の橋、灯籠、松の木、行けなど、他の場所とは少し違った雰囲気を醸し出しています。

イスタナ

1984年までは、来賓客の宿泊施設として使われていた「Villa」。その他にも、白鳥や鯉がいる池(The San Pond)や農園時代のなごりであるナツメグの木、噴水やバンガローなど屋外だけでも見るところがたくさんあります。

次回の公開日は、チャイニーズニューイヤーの2日目、2月17日です。

月に一度の衛兵交代のセレモニー

7月と8月を以外の毎月第1日曜日に、イスタナの門前で衛兵の交代式(the Istana Ceremonial Guards)が行われます。シンガポール軍警察によるイスタナの警備の任務は1か月。新しい部隊に任務を引き継ぐセレモニーなのです。

交代式は18時から始まります。新しい部隊がオーチャードロードから行進してきて、交代の儀式が終わると任務を終えた舞台がドビー・ゴートの方に向かって行進していきました。

ライフルをクルクルとバトンのようにまわす演舞を披露するMP(Military Police)。

2018年の衛兵交代セレモニーの日程

1月7日、2月4日、3月4日、4月1日、5月6日、6月3日、9月2日、10月7日、11月4日、12月2日

日付けは変更になる可能性があるので、公式Webサイトでもご確認ください。
Ceremonial Guards

イスタナの場所と入場料金について

オープンハウスについて

時間:8:30〜18:00
入場料:2ドル(シンガポール国籍とPR保持者は無料)

大統領官邸への入場料

シンガポール国籍とPR:2ドル
その他:大人4ドル、小人(4歳〜12歳)2ドル


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