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のぼせやイライラを取り除く、蓮の実とひじきのトスカーナ風サラダ – 薬膳レシピ

「薬膳料理」というと「なんだか敷居が高くて難しそう」「身体にはいいのかもしれないけど、おいしい料理なのかしら?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、薬膳料理家の阪口珠未さんにご紹介いただく薬膳料理は和食や中華料理だけでなく、イタリアンなどバラエティも豊富。しかも簡単で美味しくて、体にも心にも優しい!ご家族のみなさんが満足すること間違いなしです!

阪口さんに「常夏のシンガポール生活でも心身とも健康に過ごせる薬膳レシピ」をご紹介いただきます。今回は、蓮の実とミネラル豊富な「ひじき」を使ったトスカーナ風サラダです。

蓮の実とひじきのトスカーナ風サラダ

蓮の実サラダ

材料(4人分)

  • 蓮の実 … 120g
  • 赤玉ねぎ … 1/4個
  • ツナ缶 … 1缶
  • 長ひじき … 7g
  • お好みのハーブ (セージ・パセリ、ディルなど) … 適宜
  • オリーブオイル … 大さじ1
  • レモン汁 … 大さじ1
  • 塩 … 小さじ1/3
  • あらびき胡椒 … 適量

作り方

(下ごしらえ)
蓮の実は、半日ほどたっぷりの水につけて戻す。鍋に移し、火にかけて、沸騰してから、弱火で20〜30分ほど煮る。柔らかくなったら豆と同じように使える。

1)ひじきは洗って、水でもどし、ざるにあげて、熱湯を回しながらかけたあと、3センチぐらいの長さに切る。赤玉ねぎはスライスし、さっと水にさらす。

2)ハーブを刻む。

3)茹でた蓮の実、ひじき、赤玉ねぎのスライス、ツナ缶を混ぜ、塩、こしょう、オリーブオイル、レモン、ハーブを混ぜ合わせる。

★ゆでたまごをさいの目に切って混ぜるとお子さま向けのサラダにもなりますし、ボリュームもUPします。

阪口さんからの薬膳ポイント

中国医学では、暑い時期には「心」に熱が入りやすいと言われています。これを「心火(しんか)」といい、カラダのほてり、イライラ、眠りが浅い、早く目が醒めるなどの症状がでてきます。

こんなときに心の熱を取って、ココロを穏やかにしてくれるのが「蓮の実」です。蓮の実は、蓮の花が咲いたあとにのこる実を蒸して乾燥させたものです。漢方でも使われる食材ですが、豆と同じように使うことができます。普段の生活がストレスフルな人や、オンとオフの切り替えをしたいときなどにはおすすめ。気持ちをリラックスさせ、のぼせやイライラ感などを取り除いてくれます。

ちなみに、蓮の実の中には「芯」があります。料理に使うときは苦いので取り除きます。取り除いた蓮の実の芯は、実は蓮の実よりさらに強い精神安定効果がありますので、お茶にして飲むとよりリラックスしたい時にはオススメです。

ひじきが苦手というお子さんも美味しく食べることができるイタリアンサラダです。ぜひお試しあれ!

レシピ提供 – 薬膳料理家 阪口珠未(さかぐちすみ)

薬膳料理家 阪口珠未株式会社漢方キッチン代表。北京中医薬大学日本校講師。日本での中国薬膳研究のパイオニア。91年より北京留学。薬膳専攻では、日本人初の国費留学生となる。薬膳料理教室の開講・企業、自治体へのメニューコンサルティングを行う。北京中国医学研究院「西苑医院」にて、清代の宮廷薬膳カルテを研究。著作に『おめでた薬膳(主婦の友社)』『西太后のアンチエイジングレシピ(主婦の友社)』など多数。2012年には、7歳の娘と中国留学をするなど、大の中国好き。

漢方キッチン: http://kanpokitchen.com
阪口珠未のブログ: http://kanpokitchen.blog105.fc2.com/

※2013年7月に Healthy Beauty Journal に掲載された記事を加筆・修正しました。


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