鶏肉とローズマリー
Food

消化液の分泌を促す、鶏肉ハーブグリル オレンジ風味 – 薬膳レシピ

中国医学では「消化」をとても重視します。どんなに良い食材でも消化しきれなかったものは「毒素」となって体を汚し、さまざまな病気にむすびつくと考えるからです。漢方薬の処方や薬膳の組み合わせも、胃腸での吸収を高める知恵があちこちにちりばめられています。

薬膳料理家の阪口珠朱さんに「消化液の分泌を促す薬膳料理」をご紹介いただきました。

オレンジ、さつまいも、はちみつ

鶏肉ハーブグリル オレンジ風味

鶏肉ハーブグリル オレンジ風味

材料(4人分)

鶏モモ肉 … 300g
塩 … 小さじ3/4(※肉の重量の1パーセント)
胡椒 … お好みで
にんにく … 2かけ
ローズマリー … 2枝
オレンジ(出来れば無農薬) … 1個
オリーブオイル … 大さじ1+大さじ1
さつまいも … 200g

作り方

1)鶏モモ肉は一口大に切る。にんにくは包丁の腹でたたいてつぶす。オレンジの皮を薄くむき、1センチ角ぐらいに切る(残ったオレンジの実はあとで使うのでとっておく)。ローズマリーは包丁の腹で押して香りを立たせ、葉を軸からはずす。

2)ビニール袋に鶏モモ肉、塩、胡椒、オレンジの皮、にんにく、ローズマリーを入れて混ぜ、空気を抜いて、できれば一晩置く。(保存する場合はこのまま冷凍庫へ)

3)フライパンにオリーブオイルを入れて2)のオレンジの皮を入れて弱火で炒める。オレンジの香りが立ったら2)の残りをフライパンに入れて、皮目から中火で焼く。両面がこんがりと焼けたら取り出す。オレンジの皮とローズマリーの軸は捨てる。

4)フライパンにオリーブオイルを足して、皮ごと3mm程度の厚さに切ったさつまいもを入れて、塩、こしょう(分量外)を振り、両面を焼く。

5)オレンジの実の2/3は半月に切って並べ、さつまいも、鶏肉をのせる。

6)残りのオレンジは果汁を絞ってかける。

阪口さんからの薬膳ポイント

ハーブ

今回使ったオレンジ(みかん)の皮は、漢方ではよく使われる食材です。干したものは「陳皮(ちんぴ)」といいます。柑橘の皮は消化液の分泌をアップし、むくみや消化不良も解消します。長く保存したものほど薬効が高く、価値が高いと言われています。オレンジ(みかん)の皮にローズマリーなどのハーブと合わせて、さらに肉の消化を助け、もたれにくくしてくれます。

暑い時期や暑い地方では、消化力や食欲が落ちやすくなります。ハーブや柑橘の皮を使った料理を食べて、毒素を作らない身体作りを心がけましょう!

レシピ提供:薬膳料理家 阪口珠未(さかぐちすみ)

薬膳料理家 阪口珠未

株式会社漢方キッチン代表。北京中医薬大学日本校講師。日本での中国薬膳研究のパイオニア。91年より北京留学。薬膳専攻では、日本人初の国費留学生となる。薬膳料理教室の開講・企業、自治体へのメニューコンサルティングを行う。北京中国医学研究院「西苑医院」にて、清代の宮廷薬膳カルテを研究。著作に『おめでた薬膳(主婦の友社)』『西太后のアンチエイジングレシピ(主婦の友社)』など多数。2012年には、7歳の娘と中国留学をするなど、大の中国好き。

漢方キッチン:http://kanpokitchen.com
阪口珠未のブログ:http://kanpokitchen.blog105.fc2.com/

※2013年8月に Healthy Beauty Journal に掲載された記事を加筆・修正しました。


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